「過去の記憶」と「今の自分」

楽しく穏やかな日々を暮らしながら、その日々の中のふとした時に「過去の記憶が映像として目の前に現れる」瞬間が度々訪れるようになりました。あまりに頻繁に起こるようになったこの現象に、私がどう付き合い始めたのかを、今日は話してみます。

ひとりひとり、歩んできた人生が違うこと

十人十色の先には、それぞれの人生があります。選択する内容もタイミングも、何もかもが違う。

だから、例えば一人で料理をしているときに、不意に過去の記憶が映像として目の前に流れてきて、心が少し苦しくなったり、その映像を見て少し後悔をしたり、あの時は楽しかったなぁと思ったり、いろんな過去の記憶の映像からいろんな気持ちになっています。

私はそんな複雑な時間を時々過ごしているという事を自分自身ではとても面倒に感じていて、そんなことを急に思い出したよ〜みたいな内容を夫に話す事はありません。話したところで、自分が嫌になると思うからです。

話さずに心の中に閉まっていたら、苦しくて疲れるようになった。

自分の心の中にしばらく閉まっていたのですが、そうした過去の記憶の映像があまりに頻繁に目の前に登場するようになってなんだか疲れてきたので、私は、ただ思い出した過去の記憶を受け取ってそれを見て、何もせずに終わりにするのは辞めようという気持ちに変わりました。過去の記憶によって心に煩わしさを感じて疲れるようになるとは思わなかったからです。

過去の記憶と「今の自分の状況」を合わせて思うように

今の生活はとても穏やかで楽しくて。私にとっては今よりも過去の方が良かったなぁと思う事はほぼありません。いろいろあって大変なことが多かったので…。だからどうしても現れる過去の記憶が蘇った時に、その瞬間に自分がやっていることを言葉で表してみる事にしました。

例えば、こんな風です。

過去の記憶がふと蘇ってきた時:
今、私は大好きな夫と暮らすこの家で、2人で美味しく食べるための夕食の準備をしている。あの時はそういうことがあったけど、今はここで野菜を下ごしらえして、夫が無事に帰ってくるのを楽しみに待っている。

このように、今の自分の状態を心の中で表すようにしました。すると、それまで度重なって頭の中に出てきていた私の過去の記憶の映像が出てくることが、ぐんと減りました。

「今の自分の状況」の変化

もしかしたら、過去の記憶の映像が出てきていない時も「今の自分の状況」を心の中で表すようになったからかもしれません。

ある日には:「桜が咲き始めたから、今日は公園に来てカメラを持って散歩をしている。いろんな花に出会えたらいいな。あそこの桜がある場所を目指しているんだ、楽しいな!」

というように、「今の自分の状況」を何気なくそうやって心の中で表すようになったからかもしれません。

なんとなくやり始めた事が、なんとなく自分の心地良い方に向き始めて、過去のいろんな記憶との付き合い方が少しずつ分かり始めたような気がします。

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