夫婦のこと

私たち夫婦は、いわゆる子どものいない仲良し夫婦。
仲が良いのは夫婦共にお互いに色々なことに努力しているからだと痛感している。
私の体調が悪い時、夫は私を静かに休ませてくれて、食べられる食事を買ってきてくれたり、私が家の中を移動したい時は少しの距離でも付き添ってドアを開け閉めしてくれたりする。
だから私は、多少体調が良くなくても夫が好きそうな料理を休憩しながらでも作りたくてたまらない。作って待っていたい。どんなにきつくても立って歩くことさえできれば、移動するついでにお茶を作っておいたり洗濯物を片付けたりだってできる。ちょっとずつ、案外できる。
私も夫も病気を抱えていて、実際はそれぞれが大変な状況に置かれているのだが、日々の生活の中、夫婦間で怒る感情は生まれて来ず、常にお喋りしてふざけ合っている状況は、まさに映画で見るような幸せな家庭のようである。
私は本当に恵まれている。
夫婦ってどんな時も同じ種類の気持ちで同じ方向へ様々なことを乗り越えていかなければならないと思うのだが、夫婦でいると楽しさは2倍、荒む心は半分になったりするのがおもしろい。
個性のポテンシャルがどんどん広がって、人間の不思議すら感じる。
こんなありがたい時間は、あっという間に時間が過ぎていくのだろう。
私は今日も、夫が無事に帰ってくるのを待っている。
(チーズケーキを買ってきて欲しいと頼んだ)

続く。










